織幡神社

神社のご案内

【延喜式神名帳】
 筑前國宗像郡
 織幡神社(おりはたのかみのやしろ)〔名神大〕

  • 神社名:織幡神社
  • 神社名カナ:オリハタジンジャ
  • 鎮座地:〒811-3512 福岡県宗像市鐘崎224地図はこちら

御祭神

武内大臣、住吉大神、志賀大神、天照皇大神、
宗像大神、香椎大神、八幡大神、壹岐眞根子臣

由緒

宗像市鐘崎の先端に突出した佐屋形山上の景勝の地に鎮座される。明治5年村社。同15
年郷社。昭和3年県社に列せられた。宗像大社の境外摂社に定められたのは明治10年3
月である。当社は、延喜式内の名神大社で、古くは宗像郡内での式内社は、宗像神社(大
社)と当社の2社だけであった。国史にあらわれた頃を見ると嘉祥3年(850)7月に
従五位下を授けられ、貞観元年(859)正月に従五位上、元慶元年(877)には正五
位に進められた。本郡については、宗像神社(宗像大社)についで、朝廷の尊崇の篤かっ
たことが知られる。御縁起には、宗像三神に織幡大明神と許斐権現とを加えてこれを宗像
五社といい、これに神輿五基の存したことを記しているが常にその筆頭は当社である。
御縁起にはさらに、本社は本地如意輪観音。垂迹は武内大臣の霊神で、神功皇后、三韓出
征のとき、赤白二流の旗を織って、これを宗像大菩薩の竹竿につけられたので織幡と名付
けられた。その後異賊襲来の際、海浜守護のため、海浜に鎮座し給うたとしている。その
本地関係については、文永2年(1265)8月9日太政官符にも「鐘崎織幡大明神本地
如意輪観音、伝教大師作」と見え、鎮国寺に宗像五社の本地、即ち、第一宮(大日如来)
第二宮(釈迦如来)第三宮(薬師如来)許斐(阿弥陀如来)と織幡宮(如意観音)を併せ
祀った由載せている。鎌倉期年中下行事には「織幡宮」の名が見え、その祭祀については
1月16日の踏歌、五月会の御馬神事、8月15日放生会の御馬神事、9月10日の御宮
日神事のことを記している。
尚、筑前国続風土記には、当社は三殿造で、中座は武内大神、西座は住吉大神、東座は
志賀大神とされ、神明細帳はさらにこの外、天照皇大神、宗像大神、香椎大神、八幡大神
、壱岐真根子臣を配祀している。
境内の本殿に向かって左方に古墳のあることも注目される。社の少し下右の方に、武内大
臣昇天の際の沓塚の石塔がある。
境内末社には、祇園社、岬社、稲荷社、疱瘡神社、夷社、龍神社、五穀神社あり。
尚、神宝として古鏡大小4箇(円鏡2、花形2)あり、基内一円鏡面に、観喜天の像あり
。又仮面1枚あり。極めて古物なりと続風土記拾遺に見えている。
境内社はこの外、恵比須神社、高殿神社、根岳神社の3社が増えている。現在例祭は4月
16日、10月9日、神幸は10月10日である。
                                「玄海町誌」より

アクセス

【鹿児島本線JR東郷駅】
 車で約20分

【バス】
 


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